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Y.K.さんの(Class of 2003)留学体験


私費留学
バックグラウンド:
・大学卒業後、外資系コンサルティング会社入社
・6年間勤務した後、UCLAにMBA留学
・修了後、帰国して投資ファンド運営会社に入社
・2006年、情報系の事業会社に転職。事業開発室にて社内の新規事業全般を支援
・2008年現在、新規事業の一つである事業部にて、事業企画を担当

2003年卒業のY.K.と申します。これから留学する方あるいは留学を考えている方に、私の留学中、そして卒業後に経験した事をご紹介したいと思います。

MBA留学まで
数学と物理が得意、という単純な理由で大学では理系を選んだ私でしたが、卒業が近づいても、大手メーカーの研究職や博士課程といった、王道の進路には魅力を感じませんでした。狭い専門分野に閉じた世界に籠るより、大げさに言えば世の中を(一部分でも)変える様な仕事に係わりたい、と夢想し、たまたま読んだ大前研一氏の著書に刺激を受けて、コンサルティング会社に文系就職しました。
新卒の駆け出しコンサルタントとしては、得意の分析力を駆使して若手時代を過ごしましたが、数年経って中堅と呼ばれる立場になるにつれ、スキルの幅が広がらない事に苦しみ始めました。社内にはMBAホルダーが大勢居ましたし、また上司からは、一皮?けるには環境を変えるのが良い、とのアドバイスもあって、割と自然にMBAを目指すようになりました。
今となっては恥ずかしい限りですが、当時はUCLAを西海岸の優等スクール、ぐらいの認識だけで出願しており、キャンパスを訪問したのは合格通知を受け取った後でした。

思った以上に世界は広い 〜アンダーソンで見えたもの〜
留学にあたって、推薦状を頂いた上司からは「勉強しすぎるな、教室の外に出ろ」というアドバイスを貰いました。「教室の外」がアンダーソン、いやビジネススクールで如何に重要な経験かは、2年を過ごしてみて十二分に実感できました。

地元ビジネス界とのコネクション:先ず授業の話ですが、私の一番のオススメとしてBob FosterのBusiness Plan Developmentを挙げさせて下さい。一学期に渡って過去のビジネスプランを品評し、そして自分達でもビジネスプランを書く、という授業ですが、出色なのは毎回招かれるゲスト陣です。在学中から起業した卒業生や、幾つもの事業を立ち上げたベテラン起業家、現役バリバリのベンチャーキャピタリスト。彼らの生の体験談は何よりの教材ですし、彼らを招くことができるのはLAの地の利と、アンダーソンと地元ビジネス界とのネットワームがあってこそ。東京に一極集中している日本だと気付きませんが、広大なアメリカではビジネススクールの立地が、その地域で盛んな産業へのアクセス機会を決めます。LAにはハイテクからエンターテイメント、金融まで幅広い業界との接点があります。

インターナショナルな機会:私はInternational Exchange Programs(B-School間の交換留学制度)を利用して、2nd yearの1学期間、ヨーロッパのビジネススクールで過ごしました。関係性や継続性を重んじる日本のスタイル、無邪気に「Maximize shareholder value!」が企業の使命と答えるアメリカのスタイル、そして色んな民族が混じり合い、気を使って調和を取るヨーロッパの価値観、この3つの軸を、短期間であっても実感できた体験でした。ヨーロッパの各国以外にも、南米・アフリカ・オーストラリア、そしてアジアの各国と選択肢は充実しており、1回の留学で2ヶ国というお得な経験ができます。

多様なライフスタイルを間近に見る:アンダーソンは、成績優秀者を目指して全生徒がシノギを削るといった校風からは縁遠いと感じられました。CPAを取って金融界に転身したい人、ビジネスプランを書いて起業を模索する人、ゴルフの腕を上げたい人、それぞれの価値観を許容しながら、お互い助け合う雰囲気に満ちていました。選択肢は広く、どれを選ぶかはあなた次第。そんな贅沢な立場に立てたのは、人生でアンダーソンだけでした。

卒業、そして修行は続く
卒業後は、元上司の紹介で当時設立間もなかった投資ファンドの運営会社に参画しました。
事業分析や経営建て直しの支援を主な役割として幾つかの案件に関わって3年を過ごしました。その後、ファンド=株主としての立場でなく、もっと主体的に事業運営に関わりたいと強く感じて、新規事業に積極的だった事業会社に転職して今に至ります。

この変化の激しい時代、B-Schoolで得た肩書きや知識だけで世間を渡って行ける筈もなく、また例えば、B-Schoolから投資銀行へ、という伝統的なキャリアパスも不確実になっている状況です。こういう環境でこそ、自分の目で確かめた「教室の外」の土地勘が頼りになると実感しています。アンダーソンの2年間でそんな体験を得られた事を、全く幸運だと思っています。

 

 

 

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